女性の体のお悩みで多いのが「冷え」です。
いつも手や足先が冷たい、冬場は布団に入っても体が冷えてなかなか寝つけない、平熱が低いなど・・・こういった「冷え」を訴える女性がとても多くなっています。
特に、女性の冷えは子宮内の血流が滞り、生理痛や生理不順などを招く原因になってしまいます。
6回目のコラムは、そんな冷え対策にオススメな「冷えを改善する食材」を使用した簡単レシピをご紹介いたします。
材料
米・・・2合
ツナ缶・・・140g
人参・・・30g
生姜千切り・・・15g
めんつゆ(ストレート)・・・大さじ2
カレー粉・・・大さじ1
青ネギみじん切り・・・大さじ1
すりゴマ・・・大さじ2
作り方
①米を研ぎザルにあけ30分おく。
②お釜に①の米とめんつゆを入れ、2合のところまで水を加える。
③②にツナ缶(油ごと)、みじん切りにした人参、生姜の千切り、カレー粉を加え、混ぜ合わせ炊飯器のスイッチを入れ炊く。
④炊き上がったら、青ネギとすりゴマを加えよく混ぜ合わせ器に盛る。
生姜とカレー粉がアクセントになりスパイシーな炊き込みご飯です。
タンパク源のツナ缶は油ごと使用することでコクのある一品に仕上がります。材料を入れて炊くだけの簡単レシピなので是非チャレンジしてみてくださいね。
カレー粉やシナモンなどのスパイスには交換神経を刺激して、血行を促進し体を温めてくれます。
また生姜は体を温める食材としてよく知られています。
生姜の辛味成分「ショウガオール」は血管を拡張させ、血のめぐりをよくして体を温めてくれます。加熱することで生のものよりもさらに温め効果が高くなります。
また、皮の近くにショウガオールは多く含まれるので、皮をよく洗い、皮つきのまま加熱をして使用するのがおすすめです。
まずは体づくりの源となるタンパク質です。
タンパク質には様々な種類がありますので、毎日色々な種類のタンパク質を摂取するようにしましょう。
●タンパク質を多く含む食材・・・肉、魚、卵、大豆製品、乳製品など
ビタミンEは、抹消の血管を広げて血流の流れをよくするのに役立ちます。
●ビタミンEを多く含む食材・・・かぼちゃ、アボカド、ナッツ類、ゴマなど
「冷え」は血液の循環を滞らせます。
すると、血液と共に運ばれていた酸素や栄養、ホルモンまでもが全身に行き渡らなくなってしまい、子宮や卵巣をはじめとする、あらゆる内蔵の働きを低下させる原因につながってしまいます。
特に、子宮や卵巣は「冷え」の影響を受けやすいところだと言われていますので、元気な卵をつくったり、ふかふかの子宮内膜を準備するためには、全身にくまなく血液が巡る体を目指したいものです。
「冷え」の原因は食習慣の他にも、生活習慣やストレスによっても引き起こされます。
お風呂につかり体を温めたり、軽い運動をして血流をよくするなど、食習慣と共に生活習慣も見直していきましょう。
(レシピ・解説/管理栄養士 岡田明子)